今日は、初めてのラジオ収録。
オーディションにレコーディング、ライヴのときもそうだったけど、スッゴク緊張した。
レコーディングのときとはちょっと違った雰囲気で、私たちのいるブースからガラス1枚隔てて向こう側には、古里さんや、レコーディングのときお世話になった野崎さんのほかに、知らない人が何人か来てた。
ちょっとした合間に島田さんに聞いてみたら、サンライズエンタテインメントの偉い人らしい。
そんな偉い人を怒らせちゃったらどうしようって、ずっとビクビクしてたけど。
収録の間、終始ニコニコ笑ってご機嫌だったみたいで一安心。
やっぱり、若い女の子3人てのが良かったのかな?(笑)
とはいえ、収録は最初からハプニングの連続。
とにかく最初の最初、タイトル読みからうまくいかない。
「C−DRiVEの、ハートドライブ・ラジオ!」
たったこれだけのことなのに、歌や踊りみたいにはうまくいかない。
「ん〜、そろわないねぇ、も一回、いってみようか」
古里さんの声も、心なしか硬くなってくるし。
サキもユキも焦ってるみたいで、心なし表情が硬い。
ここはリーダーとして、ナントカしたいところだけど。
私自身いっぱいいっぱい、ウィンクして「さ、ガンバロ」って言うので精一杯。
でも、これが良かったみたいで、そのあと何回かやってどうにかクリア。
出だしからこれじゃあ、先が思いやられるよぉ……。
トークも時間が決まってて、なかなかその中におさまらなかったり、足りなかったり。
なによりも、ずっとしゃべりつづけるのがこんなに難しいなんて、思ってもみなかった。
いつもおしゃべりしてるみたいには、口から言葉が出てこない。
「はいはい、間があいてるよー、しゃべってしゃべって」
古里さんの声に、なんとかしゃべってみようとする私たちだったけど……。
「えと、そう、この前のライヴ。楽しかったよねぇ」
「あの時は、えーっとぉ……」
「今後『えーっと』って言ったら、罰金にしよう」
あぁ、にこやかな古里さんがコワイ……。
「はぁ〜い」
乾いた笑いで応えたけど、苦難の道のりは、まだまだ続いてしまうのだ。
「みなさんこんばんは」
『ゴンッ』
突然の大きな音に、ブースの中の私たちは1人をのぞいて何が起こったかわからない。
「あたたた……」
どうやら、いっしょにお辞儀をしたユキが、マイクに頭をぶつけたらしい。
「こらぁ、ユキちゃん。マイク壊れちゃうよ」
苦笑いしながら、古里さん。
「ご、ごめんなさぁい」
なぁんて、お約束もお約束なハプニングもあったり。
このあとも予想できるものできないもの各種取り混ぜて、盛りだくさんのハプニング。
収録が終わった頃には、3人とももうヘロヘロで。
こんなんで、毎週やってけるのかなぁ……。