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GEAR戦士電童サイドストーリー 『C-DRiVE ラジオデビュー!!』

<お便りコーナー>

 「……銀河、まだ、起きてるのかい?」
さすがに心配になったのか、みどりが部屋の下から声をかける。
『さてここで、リスナーのみなさんからのお便りをご紹介したいのですが……。
今日初めての放送ですからね、おハガキはありませ〜ん(笑)』
『え〜、じゃ、この後、ずっと私たちのおしゃべり?』
『てのもありだけど……、ジャジャ〜ン』
『あれ、なんでハガキあるの? ミキが書いたとか?』
『ユキってば……。そんな訳ないでしょー、もう』
『あそこで手振ってる古里さんが、わざわざ考えてくれたんだよ(苦笑)。
これ以上ユキのおボケにつきあってると、時間がなくなっちゃうので』
『あ〜、ひっどーい!』
部屋の中からは、ラジオから流れる楽しそうなC−DRiVE3人の声しか聞こえない。
仕方なく、階段を上って部屋に入るみどり。
『えー、ご質問は、と……C−DRiVEっていうグループ名の由来を教えてください、だって』
『……由来?』
『知らないの、ユキ?』
『ん〜、ドライブっていうのは、車で走ることでしょ? じゃ、Cってなんだろ……』
『やだぁ。ドライブって、そういう意味じゃないよー!』
『えー、じゃあ、ミキは知ってるのー?』
「銀河……」
みどりが部屋の入り口からそっとのぞくと、銀河は机に突っ伏して小さく寝息を立てている。
「まったく……」
ため息をつきながら、寝ている銀河にそっと毛布をかけ、ラジオを消そうと手を伸ばすが、ちょっとためらう。
「ま、ちょっとお付き合いしてみるか……」
微笑みながら、銀河のベッドに腰掛ける。『そりゃあ、ねぇ。……あ、えっとー(汗)』
『ほらぁ、ミキだって知らないじゃないー、ぶぅ』
『まぁまぁ、2人とも落ち着いて。確か、パソコン用語だったと思うよ』
『じゃ、CはコンピューターのC?』
『んと、そこまでは、私もわかんない(苦笑)』
『なんだー、みんなわからないんじゃないー』
『あはは、そうだね。はい、これについてはマネージャーの島田さんに聞いておきます。来週まで楽しみに待っててください』
『なんだかなー、それでいいの?』
『いいの、リーダーの私がそう決めたー、あはははは』
これが銀河の好きなアイドルか。なんだ、普通の女の子たちじゃない。
なんとなく、そんなことを考えながら聞くとはなしにラジオを聞くみどり。
『と、こんな感じで、みなさんのおハガキお待ちしてます。質問から要望、曲の感想まで、C−DRiVEに関することならなんでもOKです』
『これから私たちで相談して、いろんなコーナー作っていくから、お便りもよろしくね☆ハートドライブ・ラジオ、来週もまた、この時間に』
『お相手はミキ、サキ、ユキ、C−DRiVEでした♪』
「さて、と……」
番組が終わると、みどりはベッドから立ち上がってラジオのスイッチを切り、銀河をベッドに運びに毛布をかけなおす。
「オヤスミ、明日寝坊したら、承知しないよ」「……銀河、まだ、起きてるのかい?」
さすがに心配になったのか、みどりが部屋の下から声をかける。
『さてここで、リスナーのみなさんからのお便りをご紹介したいのですが……。
今日初めての放送ですからね、おハガキはありませ〜ん(笑)』
『え〜、じゃ、この後、ずっと私たちのおしゃべり?』
『てのもありだけど……、ジャジャ〜ン』
『あれ、なんでハガキあるの? ミキが書いたとか?』
『ユキってば……。そんな訳ないでしょー、もう』
『あそこで手振ってる古里さんが、わざわざ考えてくれたんだよ(苦笑)。
これ以上ユキのおボケにつきあってると、時間がなくなっちゃうので』
『あ〜、ひっどーい!』
部屋の中からは、ラジオから流れる楽しそうなC−DRiVE3人の声しか聞こえない。
仕方なく、階段を上って部屋に入るみどり。
『えー、ご質問は、と……C−DRiVEっていうグループ名の由来を教えてください、だって』
『……由来?』
『知らないの、ユキ?』
『ん〜、ドライブっていうのは、車で走ることでしょ? じゃ、Cってなんだろ……』
『やだぁ。ドライブって、そういう意味じゃないよー!』
『えー、じゃあ、ミキは知ってるのー?』
「銀河……」
みどりが部屋の入り口からそっとのぞくと、銀河は机に突っ伏して小さく寝息を立てている。
「まったく……」
ため息をつきながら、寝ている銀河にそっと毛布をかけ、ラジオを消そうと手を伸ばすが、ちょっとためらう。
「ま、ちょっとお付き合いしてみるか……」
微笑みながら、銀河のベッドに腰掛ける。『そりゃあ、ねぇ。……あ、えっとー(汗)』
『ほらぁ、ミキだって知らないじゃないー、ぶぅ』
『まぁまぁ、2人とも落ち着いて。確か、パソコン用語だったと思うよ』
『じゃ、CはコンピューターのC?』
『んと、そこまでは、私もわかんない(苦笑)』
『なんだー、みんなわからないんじゃないー』
『あはは、そうだね。はい、これについてはマネージャーの島田さんに聞いておきます。来週まで楽しみに待っててください』
『なんだかなー、それでいいの?』
『いいの、リーダーの私がそう決めたー、あはははは』
これが銀河の好きなアイドルか。なんだ、普通の女の子たちじゃない。
なんとなく、そんなことを考えながら聞くとはなしにラジオを聞くみどり。
『と、こんな感じで、みなさんのおハガキお待ちしてます。質問から要望、曲の感想まで、C−DRiVEに関することならなんでもOKです』
『これから私たちで相談して、いろんなコーナー作っていくから、お便りもよろしくね☆ハートドライブ・ラジオ、来週もまた、この時間に』
『お相手はミキ、サキ、ユキ、C−DRiVEでした♪』
「さて、と……」
番組が終わると、みどりはベッドから立ち上がってラジオのスイッチを切り、銀河をベッドに運びに毛布をかけなおす。
「オヤスミ、明日寝坊したら、承知しないよ」

<ユキのおやすみなさい>

「 銀河クンへ 今日は初めてのラジオの収録、私はすっごく緊張しちゃいました。
  ライヴのときもそうだったけど、どんなことも、初めてはドキドキするね。
  銀河くんも、ドキドキしながら聴いてくれるカナ?
  収録はハプニング続きで、大変でした。
  サキちゃんやミキちゃん、スタッフのみなさんがいつものように助けてくれたので、どうにかなったけど。
  ホントに、疲れた〜。
  1週間分、まとめてお仕事しちゃった気分です。
  このまま送るのも忘れて寝ちゃいそうなので、今日はこの辺で。 放送、楽しみに待っててね。お便りも、待ってます。
  ユキより 」

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story by Shin Wakutsu
※文章は当時のものです。

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