GEAR戦士電童サイドストーリー『C-DRiVE ラジオデビュー!!』

<番組決定>
えぇ~~! ラジオ!?」
ラジオ番組が決定、それも、メインパーソナリティは私たち3人。
その知らせを聞いて、3人が3人とも口をあんぐり。
きっとあとで見たら、自分でも笑っちゃいそうな顔をしてたんじゃないかな。
でも、スゴイ! こんなに早く自分たちの番組が実現しちゃうなんて、ビックリ!
ファーストシングルのプロモーションで、いろんなラジオ番組に出たのが良かったのかな? 確かに、けっこう受けてたもんね。
……主に、ユキのボケっぷりが、だけど(苦笑)。
かく言うユキ本人は「なんでだろうねぇ、スゴイなぁ……」としきりに感心してたりするのが、逆に見てて楽しいなぁ。
この娘の天然っぷりには、誰も勝てません(笑)。
番組の収録は週に1回、3人が集まってやることになった。
さすがに3人ともパーソナリティは初めてで、その上、深夜に放送される番組。中学生の私たちが生でやる訳にもいかないよね。
もちろん、その方が3人のスケジュールも都合がつきやすいっていう心遣いもあったみたい。ありがたいことです。 でも。 あ~あ、島田さんのいつもの口癖が聞こえてきそう。
「学業と仕事、両立させてこそホントのアイドル」ってね。
はぁ~い、ガンバリマストモ。せっかくつかんだチャンスだもん、意地でも成功してやる。
で、早速、企画会議ってやつに初挑戦。
番組の内容を決めたり、細かい番組進行の打ち合わせをしたりする会議なんだけど、もちろん私たち3人には右も左もまったくわからない。
タイトルは、どうしましょうか?」
最初だからねぇ、わかりやすくしとこうよ。……せっかくだから、デビュー曲のタイトル、使おうよ」
『HEART DRIVE』ですか?」
ハートドライブ・ラジオ、なんてどうかなぁ?」
ずいぶん直球だねぇ」
あんまりひねってもなんだかわからなくなっちゃいますよ。それに、あれだけヒットした曲、使わない手はないでしょう? それに、その方が上にも通りがいいんですよ、ははは」
漫画を見るうなづきながら、なんとなく聞いていたけれど、こんなんでいいのかなぁ?
その辺は、番組を続けていくうちにわかってくるよ」
ラジオ局のプロデューサー古里さんは、にこやかに言ってくれたけど。
そんなもんなのかな?
収録を迎えるのが、とてつもなく不安……。
story by Shin Wakutsu
※文章は当時のものです。

